~自己紹介~
看護師として、NICU・脳外科・循環器内科を経験。
株式投資の勉強と仕事を両立し、20代で資産2000万円を達成!
趣味は、海外旅行やスキューバダイビングなど。
北海道在住で、ソフトクリーム巡りにもハマっています。
皆さんは、健康診断で使う血圧計や内視鏡にどんなイメージを持っていますか?
これらの医療機器を作っている企業が、今回紹介する銘柄となっています。
少子高齢化が進む現代、医療への需要はますます高まっており、テルモとオリンパスは、医療機器大手として業界を支えています。
日々、医療現場で看護師として働く私が、実際に投資しているこの2つの企業の魅力を、初心者の方にもわかりやすく解説します。
ぜひ最後まで読んで、テルモとオリンパスという素晴らしい企業について理解を深めていただけたら嬉しいです。
テルモ【4543】
テルモってどんな会社?
東京都渋谷区に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開している総合医療機器メーカー。
設立から100年の歴史があり、現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
皆さんは、体温計のイメージが強いのではないでしょうか?
注射器や輸液ポンプなどをはじめ、幅広い医療機器を開発・製造しています。
テルモの3つの事業内容
心臓血管カンパニー
心臓・肺、そして全身の血管の病気の治療に関わる事業を展開。
心臓や脳の血管にカテーテルを通して治療を行う血管内治療に関連する製品、人工肺や人工心肺装置、病気で傷んだ血管の代わりとなる人工血管やステントグラフトを提供。
メディカルケアソリューションズカンパニー
高齢化や新型コロナウイルスの世界的拡大など、多様化・複雑化する医療現場の様々な課題を解決し、患者さんにも医療従事者にも優しい医療を提供することを目指している。
ホスピタルケアソリューション事業
・薬の投与を安全に
患者さんに薬を安全に投与するためのポンプやシステムを提供。
誤投与を防ぎ、医療の質向上に貢献している。
・透析治療を快適に
自宅で透析ができるよう、使いやすい機器や液剤を提供。
患者さんの生活の質を向上させている。
・病院の環境を清潔に
手術室や病室を清潔に保つための機器を提供。
感染症を防ぎ、安全な医療環境を作っている。
・手術後の回復を早く
手術後の痛みを和らげ、早く回復できるよう、薬剤や治療補助具を提供。
患者さんの負担を軽減。
ライフケアソリューション事業
糖尿病などの慢性的な病気と長く付き合っている患者さん一人ひとりに合った、より良い治療法を提供する。また医療現場の作業を効率化し、負担を軽減するための製品を提供している。
~糖尿病患者さんの生活をサポートするための製品~
・血糖値を簡単に測れる機器
血糖値を測る機器は、操作が簡単で、いつでもどこでも手軽に血糖値をチェックできる。
・痛くない注射針
インスリン注射が怖いという人に、痛みを感じにくい注射針を提供。
・インスリンポンプ
インスリンの量を自動で調整してくれるポンプで、患者さんの負担を軽減。
・血糖値を常に測れる機器
体に貼るだけで、24時間血糖値を測ることができる機器。
→これらの製品を使うことで、患者さんは自分の血糖値をしっかり管理し、
健康な生活を送ることができる。
~病院でのバイタルサイン管理を効率的に~
患者さんの体温や血圧などを測るバイタルサインの測定を効率化する製品を提供。
・NFC機能付き測定機器
測定したデータをすぐに電子カルテに記録できる機器。
これにより、より多くの時間を患者さんのケアに使うことが可能に。
「NFC機能付き測定機器」これを初めて使った時は、効率の良さに感動したことを覚えています。導入している病院はまだ少ないように感じるので、ぜひ、増えていってほしいです!
ファーマシューティカルソリューション事業
製薬会社と協力して、新しい注射器の開発や、薬の製造サポートなど、様々な取り組みを通して、より良い薬を患者さんに届けることを目指している。
血液・細胞テクノロジーカンパニー
血液に関する様々な製品や技術を提供している。
献血した血液が、安全かつ有効に使えるように、医療現場を支えている。
具体的には…
・献血された血液を製品に
献血された血液を輸血などに使えるように、安全に加工するための機器や袋を提供。
・血液成分の分離
血液から必要な成分だけを取り出すための機器も作っている。
・新しい治療法の開発
今注目されている細胞治療や遺伝子治療といった新しい治療法のために、必要な機器や技術を提供。
テルモの株価について
証券コード 4543
銘柄名 テルモ
主市場 プライム市場
決算 3月
特色 医療機器大手。
カテーテルなど心臓血管分野に強み、世界高シェア。
株価 2682円 ※8/16時点
配当利回り 0.97%
1株当たりの配当金 年間配当44円
配当性向 30.8%
配当金の権利確定日は、毎年3月末日と9月末日。
株主優待として、自社製品を特別価格で購入できる。
100株単位で売買可能、約27万円で購入できる。
テルモの魅力について
なぜテルモがすごいのか?
テルモは、単に製品を作るだけでなく、私たちの健康な生活を支えるために、医療の現場で働く人々や、病気と闘う人々、そして社会全体のことを考え、医療の様々な分野で活躍している会社です。
テルモの製品や技術は、私たちが安心して暮らせる社会を作るために、なくてはならないものとなっています。
高い品質と信頼性
テルモの医療機器は、その高い品質と信頼性で世界中の医療現場から信頼を集めている。
特に心臓カテーテルは、世界シェアトップクラスを誇っており、多くの支持を集めている。
イノベーションへの挑戦
テルモは、常に新しい技術を取り入れ、より安全で効果的な医療機器の開発に取り組んでいる。
例えば、AIを活用した医療機器の開発や、遠隔医療システムの構築など、医療の未来を形作るような取り組みを進めている。
サステナビリティへの貢献
環境への負荷を低減し、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいる。
持続可能な社会の実現に向けて、様々な取り組みを行っている点も魅力の一つ。
実際現場で働いていて、医療機器と言えば「テルモ」!というイメージが強いです。
オリンパス【7733】
オリンパスってどんな会社?
「内視鏡の世界をリードするトップメーカー」
売り上げの約6割が内視鏡事業であり、世界トップシェアとなっています。
東京都八王子市に本社を置き、創業から100年以上の歴史があります。
カメラのイメージが強い人もいるかと思いますが、赤字が続いていたこともあり、2020年にカメラ事業から撤退し、医療事業に経営資源を集中しています。
近年、世界中の企業を買収し、グループ会社は世界各国に92社あります。
グローバルに展開しており、売り上げの約6割が海外となってます。
地域別売上高
北米38% 3513億円
欧州26% 2428億円
日本13% 1215億円
その他 中国、アジア・オセアニア… 23% 2205億円
オリンパスの事業
・内視鏡事業
・治療機器事業
※科学事業・・・顕微鏡を扱う科学事業は2022年に売却
→利益が少ない事業を売却し、医療分野に特化。その後、利益率が向上。
オリンパスの株価
証券コード 7733
銘柄名 オリンパス
決算 3月
特色 世界シェア7割の消化器内視鏡などの医療分野に集中
株価 2544円
配当利回り 0.8%
1株当たりの配当金 18円
配当性向 9%
配当金の推移は、毎年増配している。
100株単位で売買可能、約25万円で購入できる。
株主優待はなし。
オリンパスの魅力について
オリンパスの内視鏡が凄い理由
世界的に見て、日本の内視鏡技術は進んでいる!
オリンパスの内視鏡が他のメーカーの製品と比べて優れている点はたくさんあります。
内視鏡事業が世界トップシェア!
世界シェア6割と圧倒的。世界中の医師にとって内視鏡と言えば「オリンパス」となっている。
高画質
オリンパスの内視鏡は、長年培ってきた顕微鏡事業の技術力により、高解像度の画像を鮮明に映し出すことができる。それにより、医師はより正確な診断を行うことができ、小さな病変も見逃すことなく、早期発見に繋がる。
AIを活用した画像診断支援システム
最先端のAI技術を取り入れることで、より正確で効率的な診断を可能にし、早期発見・早期診断・低侵襲治療に貢献。
オリンパスの内視鏡は、患者さんにもたらすメリットがたくさんありますね!
早期発見・治療により、医療コストの削減やQOL向上にもつながります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、医療現場で欠かせない存在である、テルモとオリンパスという2つの企業にスポットを当て、その魅力について紹介しました。
両社は、高い品質と信頼性、そしてイノベーションへの挑戦という共通点を持っています。
今後も新しい技術の導入によってますます変化していくことが予想され、新たな医療機器の開発を進めていくでしょう。
テルモとオリンパスの医療機器は、より良い医療を提供するための重要なツールと言えます。
興味のある方は、ぜひこれらの企業のウェブサイトを覗いてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも皆さんの役に立てれば幸いです。
・この記事は、あくまで一個人の見解です。
・より詳しい情報は、各社のウェブサイトをご確認ください。
・株式投資は自己責任でお願いします。